2010年11月19日金曜日

中国のSNSサイトNO.1--開心網

皆さん、こんにちは

今日は中国のSNSサイトNO.1の開心網でのプロモーションを紹介したいです。


【中国のSNSサイトNO.1--開心網】

中国のインターネットを注目する方はきっと開心網をご存知でしょう。
開心網(カイシン網、「開心」は中国語で「楽しい」の意味)は
中国のmixi、Facebookとも言えます。

開心網は2008年開設し、2010年6月30日まで、会員数は8600万人を超えた。
MSNと連動して、著しい成長を実現しました。
今はALEXAで99位、中国最大規模のSNSサイトです。

開心網では最も注目される内容はそのソーシャルゲームです。
今のmixiでも人気があったサンシャイン牧場のように
遊び方は簡単で、友達とオンライン連動でき、夢中になる人は多かった。

2009年に、仕事中に開心網のゲームに夢中になる人が多く、、社会問題になりました。
私が勤める会社では開心網の使用を禁止されています。
堂々と社内で開心網を使う人は私だけかもしれません…



【開心網でソーシャルプロモーションの成功事例—リプトン紅茶】

現在、開心網でのソーシャルプロモーションが注目されています。
以下はリプトンの成功事例です

リプトン紅茶の無料お試しプレゼントを友人に贈る企画

ただし、この規模のプロモーションであれば贅沢な費用を用意しなければなりません。
また、広告代理店との周到な相談も必要となるでしょう。


【開心網でファンサイトを簡単に立ち上げられます!】

広告専門家じゃなくても、何か出来ないでしょうか?

まずはファンサイトを立ち上げたらよいでしょうかと思います。
開心網でファンサイトがタダで立ち上げられます。

Facebookでファンサイトを立ち上げる日本企業はたくさんあります。
それに対して、中国のインターネット制限が厳しいので、
海外の企業にとって難しいでしょうと思う人が多いかもしれませんが、
実は、海外企業でも中国に拠点があるかないかに関らず、
開心網へ企業の登録証明の写しとコピーを提供すれば進めて行けそうです。
登録方法は意外に簡単!

開心網のファンサイトの機能はFacebookと比べると、まだ少ないと思いますが。
ある程度知名度を持つ企業と商品にとって、
ファンサイトでキャンペーンのお知らせ、商品への認識などを広報しながら、
中国人の消費者とコミュニケーションする良い場所です。

ただし、どのように消費者はちゃんとファンサイトまでたどりつかせ、
どのように売り上げへ貢献できるか、私もいろいろ模索中です。

成功でも失敗でも、これからいろいろと経験を皆さんに報告させていただきます。

では、またね

2010年11月15日月曜日

アリペイの国際決済の問題点

暖かい週末の後、寒い月曜日を迎えました。
熱い鍋を食べたいね~

さて、今日は引き続きアリペイの話をしたいと思います。

前回、アリペイが中国で人気になる理由を説明しました。
今回、アリペイは国際決済の利用状況を簡単に説明したいです。

まず、以下のURLよりアリペイの国際決済のイメージ図をご覧になれます。http://www.sbpayment.jp/asp/specific/alipay/index.html
ですので、使用方法の流れをここでは詳しく紹介しません。

注意してほしいのは、
アリペイは国際決済の手段として、クレジットカードの不正利用されるリスクを解消でき、
出店者にとってとても便利で、安心ですが。
一方、多くのユーザーがアリペイ国際決済に対して、不安も持ちます。

その理由は国際決済の場合、
アリペイの「第三方保証取引スタイル」の性格は大変薄くなります。

1、国際決済の場合は決済完了を確認した上で、出店者は商品を出荷することになります。国内決済では商品が届いた後で支払い確認するのと、大きく異なります。

2、アリペイ国際決済の場合、一旦返金など発生すると、為替レートなどの差額はすべてユーザー負担となります。

つまり、中国国内の取引の場合、アリペイは購入者と出店者両方の味方でしたが、
国際決済の場合は出店者片方の味方になります。この点でユーザーは不安で感じてしまいます。

でも、国内決済でのアリペイの「第三方保証取引スタイル」は高く評価すべきだと思います。
今アリペイ以外、2008年から百度は「百付宝」サービスを提供し始めました。
その仕組みはアリペイとほぼ同じです。
今年10月にオープンした「楽酷天」は楽天と百度の提携サイトなので、
当然「百付宝」も使えます。

下はアリペイと「百付宝」のURLです。
中国語ですが、興味があれば、ぜひご参考ください。
アリペイ:http://www.alipay.com/
百付宝:http://www.baifubao.com/

では、またね

2010年11月1日月曜日

中国ではなぜアリペイをよく使いますか

皆さん、久しぶりです。

東京は急に寒くなりましたね。
風邪を引かないように、体調に気をつけてください。


【JapaNaviリニューアルOPEN、おめでとうございます!】

まず、一つお知らせです。
日本郵便事業会社が運営するJapaNaviサイトはリニューアルオープンしました。

JapaNaviに注目すべきサービスがあります。
それはシステム内で伝票の制作です。JapaNaviの出店ショップ様は受注を処理する場合は、
管理画面からEMS追跡番号を獲得、伝票をエクスポートできます。
そのサービスの導入により、
出店者は海外へ商品発送の大変な手続きと整理作業より開放されますので、
大変素晴らしいと思います。

また、商品配送地域は中国大陸以外、香港、マカオ、台湾、シンガポールまで広げ、
自動翻訳システムの導入で、中国語、英語、日本語三ヶ国語のサイト年度内に立ち上げ、
英語圏向けの動きが加速します。
特に日本各地特産のページを立ち上げ、日本各地のいい商品を世界へ紹介しながら、
地域の活性化にも力を貢献できるでしょう。今後が楽しみです。


【アリペイのユーザー数は3億人近い】

では、本題に入ります
今日はアリペイの話をしたいです。

日本のショッピングサイトではクレジットカード、代金引換、
コンビニ決済、銀行振り込みは主流です。
でも、中国でECをやりたかったらアリペイを知らなければなりません。

アリペイのユーザーは2009年まで2億になり、現在は3億近くなりそうです。


【ユーザー、出店者とも信頼できる第三者】

では、なぜ中国人ユーザーはアリペイを良く使いますでしょうか
アリペイの流れを見るとすぐにわかります。










①ユーザーはアリペイで支払い
②アリペイよりショップはへ入金通知、発送依頼する
③ショップよりユーザーに商品を発送
④ユーザーはアリペイに商品の到着を通知
⑤アリペイよりショップへ入金する

この仕組みは中国語で「第三方担保交易模式」といわれ、
日本語で訳すと「第三者保証取引スタイル」でよろしいでしょうか。
つまり、購入者と出店者はお互いに信頼していない場合、
アリペイは第三者として保証人になることです。
特に、タオバオのようなC2Cから発展するネットショッピングでは、
アリペイの導入により、ユーザーと出店者とも安心感を伝え、上手く取引を拡大させました。


【手数料0元!ユーザー=利益】

「第三者保証取引スタイル」以外、
アリペイの手数料は0元ということもユーザーにとって魅力的です。
上でも述べましたが、アリペイのユーザー数は3億近くで、
膨大のユーザー数はアリペイに巨大の年間取引額をもたらしました。
2008年の年間取引額は1000億人民元(約1.3兆円)になったようです。
したがって、アリペイは手数料で稼がなくても十分発展できる基礎を作り上げました。
言い換えると、アリペイにとって「ユーザー=利益」です。
このような前提で、ユーザーを増やすために
もっといいサービスを提供することも当たり前になります。


では、中国国内で人気のアリペイは
国際決済という新しい環境になると、
どうなるでしょうか。
次回を紹介します。
お楽しみにしてください!