2010年11月1日月曜日

中国ではなぜアリペイをよく使いますか

皆さん、久しぶりです。

東京は急に寒くなりましたね。
風邪を引かないように、体調に気をつけてください。


【JapaNaviリニューアルOPEN、おめでとうございます!】

まず、一つお知らせです。
日本郵便事業会社が運営するJapaNaviサイトはリニューアルオープンしました。

JapaNaviに注目すべきサービスがあります。
それはシステム内で伝票の制作です。JapaNaviの出店ショップ様は受注を処理する場合は、
管理画面からEMS追跡番号を獲得、伝票をエクスポートできます。
そのサービスの導入により、
出店者は海外へ商品発送の大変な手続きと整理作業より開放されますので、
大変素晴らしいと思います。

また、商品配送地域は中国大陸以外、香港、マカオ、台湾、シンガポールまで広げ、
自動翻訳システムの導入で、中国語、英語、日本語三ヶ国語のサイト年度内に立ち上げ、
英語圏向けの動きが加速します。
特に日本各地特産のページを立ち上げ、日本各地のいい商品を世界へ紹介しながら、
地域の活性化にも力を貢献できるでしょう。今後が楽しみです。


【アリペイのユーザー数は3億人近い】

では、本題に入ります
今日はアリペイの話をしたいです。

日本のショッピングサイトではクレジットカード、代金引換、
コンビニ決済、銀行振り込みは主流です。
でも、中国でECをやりたかったらアリペイを知らなければなりません。

アリペイのユーザーは2009年まで2億になり、現在は3億近くなりそうです。


【ユーザー、出店者とも信頼できる第三者】

では、なぜ中国人ユーザーはアリペイを良く使いますでしょうか
アリペイの流れを見るとすぐにわかります。










①ユーザーはアリペイで支払い
②アリペイよりショップはへ入金通知、発送依頼する
③ショップよりユーザーに商品を発送
④ユーザーはアリペイに商品の到着を通知
⑤アリペイよりショップへ入金する

この仕組みは中国語で「第三方担保交易模式」といわれ、
日本語で訳すと「第三者保証取引スタイル」でよろしいでしょうか。
つまり、購入者と出店者はお互いに信頼していない場合、
アリペイは第三者として保証人になることです。
特に、タオバオのようなC2Cから発展するネットショッピングでは、
アリペイの導入により、ユーザーと出店者とも安心感を伝え、上手く取引を拡大させました。


【手数料0元!ユーザー=利益】

「第三者保証取引スタイル」以外、
アリペイの手数料は0元ということもユーザーにとって魅力的です。
上でも述べましたが、アリペイのユーザー数は3億近くで、
膨大のユーザー数はアリペイに巨大の年間取引額をもたらしました。
2008年の年間取引額は1000億人民元(約1.3兆円)になったようです。
したがって、アリペイは手数料で稼がなくても十分発展できる基礎を作り上げました。
言い換えると、アリペイにとって「ユーザー=利益」です。
このような前提で、ユーザーを増やすために
もっといいサービスを提供することも当たり前になります。


では、中国国内で人気のアリペイは
国際決済という新しい環境になると、
どうなるでしょうか。
次回を紹介します。
お楽しみにしてください!

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