9月10日、中国がこれまで中国国内企業にのみ認めていたインターネットによる通信販売を、
外資系企業に解禁する通達が発表されました。
(以下、日本経済新聞より引用)
中国政府は外資系企業にインターネットによる通信販売を解禁する。
9日までに商務省が中国に進出済みの外資系流通業と製造業に対し、
ネット販売を許可する通達を出した。
広大な国土の中国では店舗網の整備が難しいのが実情。ネットを使った外資による中国内需の取り込みが加速しそうだ。
通達によると、ネット販売を認めるのは中国内に店舗などの拠点がある企業。
自社が製造した商品や調達した商品の販売なら当局への登録だけで済む。
中国内に店舗を持ち、ホームページを開設している企業はネット販売へ移行できる。
決済は中国の銀行などとの提携が必要。
ショッピングモールなど通販以外のネット事業サービスを行う場合は、
工業・情報化省の認可が必要になる。
(ここまで)
中国は現在の輸出経済を内需経済に転換するために、様々な政策を打ち出しています。
その中の一つとして、今回の外資系企業に向けたネット通販の解禁が発表されました。
このニュースを伝えた日本経済新聞の記事には、
既に中国現地に出店しているオフィス用品販売の「コクヨ」と衣料品販売の「ユニクロ」が、
独自にインターネット販売の準備をしていると紹介されました。
中国で拠点を持つ企業にとっては、
今回の通達により、広い中国でもっと便利な販売手段が増えることになります。
一方、中国に拠点を持たない日本企業にとっては、すぐによい影響を出ませんが、
コクヨやユニクロなどの外資系企業が独自のインターネット通販を展開することにより、
中国人が利用できるネット通販の選択肢が増え、中国でさらにネット通販の市場が拡大になるでしょう!!
この通達による今後の影響についてもっと調べる必要がありますが、
言うまでもなく、中国でのECビジネスはますます期待できるようになりましたね!
これは画期的な方針転換ですね。
返信削除領土問題が水を差さないことを願います。
この通達。全部読んでも、経営性ICPとの関係がよく判らないですね。ショップオーナーにネットショップを貸し出すモールはICPが必要だけれど、単独、独自ドメインのネットショップにはICPは要らなくなったってことなのでしょうかね?で、外資もできるようになったということ?
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