市場としてはまだまだ未熟だというお話をしました。
その大きな理由は、中国のEC市場では、B2Cの利用はまだあまり広がっていないですから。
タオバオも最近になってB2Cができるようになりましたが、もともとはC2Cだけ。
ですから、中国ではインターネット通販というと、B2Bよりも、C2Cの方が活発です。
ただし、その中に、個人の趣味からはじめ、企業になる例は珍しくない。
今回は個人から一大ショップに急成長した、「奇跡の姫」と呼ばれるショップを紹介します。
もちろん、私も注目しているショップです!
【奇跡の姫ーー「七格格」】
七格格:http://store.taobao.com/shop/view_shop.htm?user_number_id=12149668
中国人気ECサイト「タオバオ」で、「七格格(七番目の姫様)」というこのショップは、
短期間に急成長したことで大きな話題となりました。
アパレル商品を中心に扱う「七格格」は、
2006年タオバオで出店しましたが、3年後の2009年の売上げはなんと3000万元(約4.2億円)を実現!
2010年の年商は5倍の1.5億元(約21億円)と予測されています。
さらに、1日100万元(約1,400万円)という至上最高の売上も記録しています。
◆七格格の沿革
2006年 元手4000元(約5万円)でオーナー1人でタオバオに出店。
2008年 友人2名が参加。
2009年 年商3000万元(約4億円)を達成、20人のグループで運営する。
2010年 会社を設立し社員100人に。年商1.5億元(約21億円)。
◆七格格の特色
【その①】若者の向けのデザイン
アパレル系の「七格格」はメジャーな市場ではなく、
ニッチ(少人数)な市場ニーズを狙い、
個性的な商品、及び活気溢れるショップデザインで、
中国の「80後」(1980年代生まれの若者)の心を掴みました。
【その②】ユーザーと親しくなる対応
また、企業になっても、個人ショップのように
ユーザーと即時対応できますように工夫をしていることが
中国人ユーザーに支持されています!
中国で急成長した「七格格」のショップは今後も大注目です!
具体的な事例は興味深い。
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