皆さん、こんにちは。
9月ですが厳しい残暑が続いています。体調をくれぐれも気をつけてくださいね。
【本日のトピックス】
○ タオバオ日本の誤算?!出店する日本企業の実態
○ タオバオ日本に寄せられた中国人ユーザーの不満
○ 不満解消後の”中国向けECビジネスの未来”
【その1:タオバオ日本の誤算?!出店する日本企業の実態】
今年の6月1日、中国のネットショッピング大手「タオバオ(淘宝網)」はヤフーJAPANと提携して、
「タオバオ日本」を設立しました。
急成長している中国EC市場に、
簡単に進出できるとYahoo!ショッピングに出店している日本企業は大きな期待を寄せました。
また、「タオバオ日本」は馬雲氏の「大タオバオ」理想の第一ステップとして
中国人ユーザーにも大きく注目されました。
しかし、「タオバオ日本」が開始して3ヶ月が経った今、日本企業には「期待はずれ」の雰囲気が…
先日の「カンブリア宮殿」で、出店する日本企業の実態が取材されました。
年商2億円を上げるネット通販会社が、
「タオバオ日本」で売り上げたのは、1ヶ月でわずか16万円…
2010年に4500億元(約5兆9203億円)を突破すると予想される中国EC市場で、
1ヶ月16万円の売上というのは非常に少ないと思います。
「期待していただけに、がっかり」というのが、日本企業の本音のようです…
【その2:タオバオ日本に寄せられた中国人ユーザーの不満】
「タオバオ日本」にがっかりしたのは、中国人ユーザーも同じです。
中国人ユーザーが落胆したのは、次の4つの問題点からです。
<問題点1>送料の問題
一部の商品の送料が、商品本体価格より高い
→ 損をするくらいなら、インターネットで買わない!
<問題点2>商品の問題
中国国内のECサイトとほとんど同じで魅力がない
→ わざわざ日本の会社から買わない!
<問題点3>出店ショップの信用の問題
出店ショップとコミュニケーションが不便で、
国際決済では商品の届く前に決済が成立してしまうので心配
→ 品質が多少悪くても中国のショップで買った方が安心
<問題点4>中国の輸入政策の問題
この2ヶ月の間に、政策の影響を受け、複数の商品の販売が中止に
【不満解消後の”中国向けECビジネスの未来”】
中国向けECビジネスで、僅かな時間に日本の企業と中国人のユーザーには
大きなズレが現れました。
どう対処すればいいのですか?
物流の完備で輸送コストを削減します、
中国人ユーザーの日本商品へのニーズをしっかり掌握します、
有効なプロモーションを通じて、中国人ユーザーに知名度を高まり、信頼関係を構築します、
中国の輸入政策を敏感に理解する上に、販売戦略を調整します
…
様々な課題を直面し、工夫して解決しなければなりませんでしょう。
日本企業が中国のインターネットショッピングに参加して、まだ始まったばかりです。
「手間ばかりかかって、全く儲からない」と諦めるのは早すぎると思います。
中国ECで成功することを目指して、一緒に頑張っていきましょう~~
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